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権現岳ジオサイトを見学してきたよ、山の上にある巨大構造物にビックリたまげた!
2017-10-26 Thu 11:18
 takeさんはウェブ地図「地理院地図(リンク)」を眺めるのが好きで、先日も「渓流の源流域へと車で直接アクセスできる、楽ちんな釣りの穴場は何処かにないもんだろか!?」とネットで地図を眺めておりました。下の地図は能生川の中流域、西飛山の集落辺りになります。左岸からそれなりの規模の支流が合流しており、しかもかなりの上流まで道が続いている(地図中央の辺り)ようです!しかし地図上では実線で示されている道も、実際はほぼ廃道となっていて徒歩による通行すらもままならない状態であることも少なくはありません。その辺りを確認するのに便利なのが、地理院地図のサイトで閲覧できる空撮映像なのであります。クリック1つで地図を空撮映像の画面に切り換えられるのでありますよ~ほれポチポチポチッとな!w (以下の写真は全てクリックで拡大可)


 空撮写真の画像に切り換えても道がしっかりと写っていれば、その道は十分な幅があって車での走行が可能であるという事になります。そして地図中央辺りに記されていた道は、空撮映像でもハッキリと写っております!…おんやおんや…その道を辿っていくと山の上に、不自然な長方形が目につきました。一体こんな場所に何があるというのでしょうか、ズームアップしてみると…
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 ななななんじゃこれは、山の上に謎の巨大な長方形の構造物があるぞい!その左側にも謎の白っぽい地形が見えます、土砂採掘現場にしてはちょっと妙な感じだし…秘密の飛行場か何かだったりして!?w
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 さらにその右側には池と駐車場のような施設が確認出来ますが、Google地図を見ても詳細は全くの不明でありました。この謎の施設群の正体は一体何なのか、早速現地へと赴いてその秘密を探ってきたのであります!
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 山の上へと至る林道の入口から上を見上げると、そこには急峻な山がそびえ立っておりました!この山は「権現岳(詳細情報)」で、この中腹に目的地である謎の施設群があると思われます。さぁ謎の施設に突撃だぞと、車で林道を上り始めると…
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 およよ、目の前にでっかい看板が現れました。なぬなぬ…ほぉ、「雪崩から安心な暮らしを守る」ですって。昭和61年の1月に権現岳の中腹にて巨大な雪崩が発生し、麓の集落を襲ったのだそうな。13名もの尊い命が奪われた、非常に大きな災害だったようです。雪崩による災害が再び発生せぬよう各種の対策が講じられ、雪崩の流れを変換して拡散させる「誘導工」や、雪崩の勢いを弱める「減勢工」などが山麓の各所に設置されたのだそうな。そうかそうか、空撮映像に映っていた長方形の巨大な構造物は「1号誘導工」だった訳ね、これにて疑問は解決ミッションコンプリート!…って、いきなり答えが出てしまったでないですか…どうすんだよコレ…www まぁとりあえずアレだ、実際に現地へと赴いて実物をこの目で見てこようそうしようw
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 おぉ、権現岳はユネスコによる「権現岳ジオサイト(詳細情報)」に認定されておるのだそうな!独特な形状をした権現岳や大規模な治山工事など、なかなか見所の多い地域のようでありますの。
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 さらにそのすぐ近くに、雪崩で亡くなった方々の慰霊碑がありました。再び大きな災害が発生せぬよう祈るばかりです。さぁここからは、山道をグングン上って権現岳の中腹を目指すべし!
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 お、あそこに見えるのは「防護柵」ですね、集落手前で雪崩を止める最終防衛ラインであります。
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 さらに山道を上ると、今度は道を跨いで設置された巨大な「減勢工」が現れました。こういう巨大な構造物を間近で目にすると、なんかゾクゾクしちゃうよねw
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 続きましては、空撮映像で確認できた謎の池が姿を現しましたぞ!
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 この辺りは「柵口地区水と土保全モデル公園」として整備されておるようです、謎の施設群は単なる公園だった訳かw
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 駐車場の脇には立派な小屋が建てられており、キチンとトイレも設置されてましたよ。
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 …これ、やっぱり渡らなきゃダメっすか!?w
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 ややっ、水面に生命反応あり!なんか魚いるぞ!!この日は丁度フライロッドが車に積んであったので、ドライフライを結んでキャストしてみたら…
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 ひょひょひょ、一発で喰ってきたw 果たしてお魚さんの正体はなんじゃろかと慎重に寄せてみると…
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 鯉の子供でした~サイズの割に結構いい引きした♪
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 また釣れた、いくらでもバンバン釣れるwww
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 待て待て今日は釣りをしに来たのではないのだw 気を取り直してさらに山道を上ると、いよいよ今度は巨大な「誘導工」が見えてまいりました、コイツで雪崩の向きを変えるって訳ね!
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 これが一番巨大な「1号誘導工」であります、空撮映像に映っていたでっかい長方形の構造物ですね。
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 パラグライダーの飛行場の様にも見えます、見晴らしも良く結構な迫力でしたよ。
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 この誘導工は昭和61年に作られたとのこと、災害があったその年にすぐ対策を行ったんですね。
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 そして1号誘導工のすぐ近くには、万年雪をたたえた雄大な権現岳がそびえ立っておりました!
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 近くには巨大な説明書き看板も設置されておりました。崖の上の方に見える溝は、度重なる雪崩によって削られた跡(雪崩溝)なのだそうです。
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 さらに近くには、万年雪に関するパンフレットも用意されてました。画像クリックで拡大出来ます、宜しければ目を通してみて下さいませ。
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 万年雪に接近してみました、かなりの規模であります。冷蔵庫のない時代にはこの万年雪が、子供の熱を冷ましたり、魚を冷やすために使われていたのだそうです。
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 今度は権現岳の登山口を目指して車を走らせると、草に覆われた山小屋が姿を現しました。かつては登山者の休憩場所などに利用されていたのでしょうか。
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 その横に設置された看板には昭和49年7月9日と書かれています、柵口雪崩が発生する前に設置されたものなんですね。
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 さらにもうちょっと進んだ先に、権現岳の登山口がありました。この道を進んでいくと、あのデコボコとんがったお山のてっぺんへと行けるのかね…無理無理、そんな大冒険絶対にムリ!!w
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 そのすぐ脇に水場がありました。
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 冷たい水で喉を潤し、これにて本当にミッションコンプリートという事で、帰路へと着いたのであります。
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 能生にこんな見所が沢山ある山があったなんて、takeさん全く知りませんでしたよ。全て車で巡ることができますし、ドライブルートとしてはなかなか楽しいのではないかと思います。皆さんも次の週末は、能生の山奥までジオサイト見学へと行ってくるべし♪



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